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新小説


39。



 舞浜先輩の協力を取り付けることは出来ませんでしたが、それは想定内。
「ハンナ。バッチリ録れた?」
「そりゃもうバッチリです」
 さすが未来の道具です。ちなみにそのPSPのようなアイテムは、“さいせいくん”というらしいです。
 これで舞浜先輩関連のミッションはクリア。あとはイジメの実行犯たちをどう説得するか、です。
 しばらく考え、ひとまず僕は仕切り直すことを提案しました。もう陽は沈み、夜が顔をのぞかせてたためです。
 反論は無く、速やかに帰り支度を整え、しかし直前になって僕は思い直しました。
「ちょっと部室のぞいてくるね」
 部室とはもちろん、我らが実戦科学部の部室、科学準備室のことです。
 足早に廊下を進んで校舎の端っこの教室へ。
 鍵が開いていました。
「(やっぱり‥‥)」
 僕が参加できない日は部活動を中止にするのは、そういうことです。あのスチャラカ3人組は、何度言っても鍵を閉めて帰るということをしないのです。仮にもギリギリ部活動として認めてもらっている以上、その条件である施錠くらいは果たさねばなりません。
 そして今日は部員に休部を伝え損なったため、こうなることは目に見えていました。
 僕は沈んだ気分で部室の扉を開きました。
 すると。
「あ‥‥」
「おお、部長ぉぉ」
 そこには机に突っ伏した四谷と、その正面で机に上半身を投げ出して寝そべる、いつか姿を消したモノクロ少女が。
「‥‥ファレちゃん!?」




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