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小説・vs銀字・2


58。




 僕が1年2組だった頃(この中学は、1、2年はクラスが同じで3年になるとクラス替えがあります。つまりクラスメイトは今と全く変わりません)
 その頃の僕は、この中学ではそこまで有名ではありませんでした。魔王だなんて呼ばれてなかったし、小学校が一緒だったヤツらにしても、僕は怒らせなければ無害、みたいに思っていたんだと思います。つまり、腫れ物を扱うような態度ではありませんでした。
 しかし今と変わらない点があるとすれば、それは理沙子ちゃんにゾッコンだったという一点に尽きるでしょう。
 だからこそ、僕が昼休みに友達とダベってる最中に、「校庭で理沙子ちゃんを含めた女子数人が3組のヤツらに取り囲まれてる」と聞いたときは、一瞬で教室から飛び出して校庭に向かいました。
 僕が現場に駆けつけた時、剛率いる2組の男子と3組の連中が睨み合っているところでした。剛としては、そう安易に暴力で解決することを良しとはしなかったのでしょう。が、僕はそれを全部無視してボスっぽい男の顔面にドロップキックをぶちかましました。
 ボスっぽい男の「プナッ!?」という悲鳴をゴングとして、乱闘が開始しました。が、さすがはガキ大将・剛。あっという間にほとんどの敵を丁寧丁重に戦闘不能にしていきました。恐らく一番の重傷者は、ボスっぽい男でしょう。
 その功績により、剛の株は急上昇、当時からサッカーの才覚が現れ始めていた彼のこと、あっという間に勇者と認めれていきました。
 かわりに僕の株は急下落。借金まみれの魔界ライフが始まったのです。
 そして、この事件が、僕と銀字との対立のキッカケとなったのです。


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